食品用離型油には様々な荷姿がありますが、その内の一つにエアゾール(スプレー)タイプがあります。
離型油は一般的に一斗缶タイプのものが多いですが、大型工場でなければ扱いが難しく、短期間に使いきれないといった特徴もあります。
エアゾールタイプは少量サイズかつ密閉容器のため使い切れなくても劣化しにくく、手での持ち運びが可能で簡便に塗布できることから、特に店舗や小規模の工場におすすめです。
少量サイズで密閉容器のため、使い切れずに油が傷んでしまうというリスクを避けられます。またグリーサーやタンクといった噴霧設備を導入することなく、スプレーガンと同様に均一で一定に塗布することが可能です。
ハケ塗り・ローラー等の商品や設備に接触する塗布方法では、異物混入のリスクが増加してしまいます。 エアゾールは非接触の塗布方法であり、異物リスクを低減させることができます。
エアゾールタイプに限った話ではありませんが、離型油は対象や目的によって使い分けることで最大の効果を発揮します。
横浜油脂工業では使用する対象(パン、洋菓子、和菓子、米飯、生肉)や、離型油を使用する場所(食型、天板、番重、包餡機等)の違いに対応できる、成分の異なるエアゾール品のラインナップを取り揃えております。
離型油の代用として一般的なサラダ油や食用スプレーオイルを使用している方もいるようですが、性能面では離型専用に開発された油である離型油と大きな差があります。より少量でより綺麗にはがれ、汚れも減らせるといった多くのメリットが得られます。